私は今まで専業主婦で、今も外での仕事はしていませんが、当時2歳の子供を保育園に入れることができました。
- 収入ゼロ
- 開業届なし
- 仕事といえるのはブログのみ
- ブログ作業に長時間かけている
- 夫の扶養に入っている
今はライターとしての仕事もそれなりに軌道に乗り、ブログ収益(他の非公開ブログです)も少々ありますが、当時は収入がなく、ほぼ専業主婦と言っていい状況でした。
それでも保育園に預けることができた体験談と、フリーランスが保育園を利用することについて解説します。
フリーランス専業主婦が保育園利用するためには
ブロガーやライターなど、フリーランスや専業主婦の人が子どもを保育園に預けるときにすべき行動を以下の順にご説明します。
自治体の役所に直接相談に行く
保育園に預けようかと考えはじめたら、まずお住まいの自治体の役所に相談に行きましょう。
わざわざ相談に行くのが面倒なのは重々承知しております。さらに、小さな子どもを連れて役所に行くなんて、ものすごい重労働ですよね。
しかし、直接役所に相談しに行くのが一番の近道です。
各自治体で違う保育園利用の条件
保育園利用に関する条件や対応は、各自治体によって以下のように大きく違います。
- フリーランスが子どもを保育園に入れるには開業届が絶対
- 開業届に加えて、収入の証明も必要
- ある程度の収入がないと認められない
- ブログが本当に運営されているか、サイトをチェックされた
これはそれぞれ違う自治体でのお話ですが、初めて知ったときは「こんなに違いがあるのか」と驚きました。
私の住む地域の役所では、「作業に時間だけはかかっていますが、収入がありません」と相談したところ、「時間をかけているなら、それはお仕事です」と優しく対応してもらえました。
話を聞いたなかでは、私の住んでいる自治体が一番ゆるい条件でした。
自治体によってあまりにも違いすぎるので、ほかの地域の方の話はそれほど参考にならないことも。
自治体のホームページではよく分からないことも多いため、直接役所に確認しに行くのが簡単な方法です。
フリーランス専業主婦が保育園申請のために提出するもの
フリーランス専業主婦が保育園を利用するために必要とされるものも、自治体によって違います。
ここでは、必要書類や保育園利用に求められるものを、以下の流れでご説明します。
一般的に提出が必要なもの
保育園を利用申請するために必要なものは、自治体によって異なります。
一般的には、以下のようなものの提出が求められるようです。
- 利用申請書
- 就労証明
- 開業届
- 運営ブログなど仕事の証明
- 収入の証明
- 仕事の取引先への確認
とくに開業届を出して個人事業主になっていることが条件になっている場合が多いようです。
収入の証明では、通帳などで入出金履歴の提出が求められることがあります。
不正利用を防ぐ目的で「本当に時間を使って働いているのか」をしっかり調査するためには、このような証拠が必要なのでしょう。
私が実際に保育園申請で提出したもの
私が保育園を利用するにあたって、必要と言われて提出したものは以下のとおりです。
- 利用申請書
- 夫の就労証明
- 私の就労証明
「提出物が少ないな」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、「とりあえず相談して、必要な条件を満たしてから申請しよう」と思っていたので、まさかすぐに申請できるとは思いませんでした。
私の提出した就労証明書
おそらくどの自治体でも提出が必要なのが就労証明書です。
会社員の夫は人事部に依頼して会社に用意してもらいましたが、フリーランスの私は、就労証明書も自分ですべて記入しました。
自分で記載した、私の住む自治体の就労証明書の項目はこちらです。
名前など基本事項 | 名前などそのまま記載 |
仕事内容 | Webサイト運営 |
勤務先 | 自宅 |
勤務先の電話 | 自分の携帯電話 |
就業開始日 | ブログ開設日 |
勤務時間 | 月60時間 (自己申告で証明の必要はなし) |
その他特記事項 | 私は記載なし |
このようにシンプルな内容で、収入は記載する欄もありませんでした。
用紙も役所でもらえるため、書き方が分からない箇所はその場で担当の方に聞きながら記入しました。
保育園利用のカギは勤務時間
私の住む自治体のように、収入の有無は調査されないこともありますが、すべての自治体で必ずチェックされるのが勤務時間です。
私の住む自治体では、仕事内容もほとんど重視されず、勤務時間さえ規定を満たしていれば、基本的には認定されるそうです。
フリーランスはどこまでを勤務時間にするか判断が難しいですが、保育園利用に必要な時間を働いているか、チェックしてみましょう。
フリーランス専業主婦・私の保活体験談
私の場合は中途半端な時期に申し込んだのもあって、想像していた保活(保育園探し)とは少し違いました。ここでは、私の保育園選びの体験談をご紹介します。
一般的な保活の流れ
認可保育園に申し込むときの一般的な手順は以下のとおりです。
- 保育園に連絡して見学
- 希望の保育園を選び、自治体に申請
- 各家庭の点数によって入れる保育園が決定
- 4月から保育園入園
一般的には、家庭環境や勤務状況などで付けられた点数によって、保育園への入りやすさが変わります。
在宅ワーク、ましてやフリーランスだと時間に融通が利くと見なされるため、点数が低くなりやすい傾向にあります。
そのため、フリーランスでは希望の保育園に入れずに苦労する方も少なくないそうです。
私の保育園選びの流れ
私はそもそも中途半端な時期(6月ごろ)に子どもを保育園に入れたいと思い立ったため、基本的には空きのあるところにしか申し込めません。
点数計算していくつもの園に希望を出して、結果待ちでドキドキして…という流れが無かったのは気楽でした。
入れる可能性のある保育園を役所でいくつか教えてもらいましたが、基本的には自分で保育園に連絡して空き状況や内容を確認しなければいけません。
私の場合は近所の保育園に確認したところ、「数ヶ月後に1人空きが出る」と聞けたので、一度見学し、そこに申し込むことにしました。
- 認可ではないが、自治体が認める基準をクリアした保育園だった
- 同じ保育園に子どもが通っている先輩ママからの評判が良かった
- 自宅から近い
- 急ぎではなかったので、数か月待ちでもOK
- 幼稚園入園予定があるので、2~3歳までの施設でOK
現在は卒園しましたが、とても良い保育園で、子どもも私も良い経験をさせてもらえました。
保育園利用をあきらめない!
ここからは、子育てに疲れがちな主婦である私の見解と、同じ状況の方に向けてのお話をさせてください。
どんな人でも保育園は利用しても良い
これは私個人の体験談で、自治体によっては規定も何も違うので、あまりお役には立たないかもしれません。
でも、
「思ったよりカンタンに保育園を利用できることもあるんだな」
と思われたのではないでしょうか。
今は「待機児童」や「保育園落ちた」など色々な問題があるなか、
在宅のフリーランスで
専業主婦で
ただのブログ初心者だし
収入もないのに
そんな自分が保育園を利用するのは申し訳ない。
そう感じてしまうかもしれません。私は少しそう思っていました。
でも子育てだけでは息が詰まってしまうなら、もっとフリーランスの仕事やブログをがんばりたいと思っているなら、保育園を利用しましょう!
きっとその資格はあるはずです。
保育園利用の条件をそろえよう
自治体によっては開業届やある程度の収入などが不可欠なこともありますが、それなら必要な条件を揃えちゃいましょう。
開業届 | 簡単に出せます |
勤務時間 | 仕事に関する作業時間をすべて含めて計算 開業準備でも利用が認められるので、役所に相談もおすすめ |
収入 | 他の仕事と並行するのもおすすめ |
開業届を出して個人事業主になるのは簡単なので、それほど気負わずに個人事業主になっても良いでしょう。
ブログなど、収入を得るのに時間がかかる仕事をしているなら、ほかの仕事も並行して収入を得るのがおすすめです。
私は、Webライターを始めたところ、そちらにハマり、今はWebライターとしての仕事がメインになっています。
Webライティングなど家でできる仕事を探すなら、最初は業界大手で給料未払いなどの心配がないクラウドワークスがおすすめです。
単発のアンケートやWebデザイン、動画編集など、いろんなお仕事があるので一度チェックしてみてくださいね。
>>>クラウドワークス公式サイト
このようなクラウドソーシングサイトを使わずに直接依頼を受けようとすると、仕事を開始するためこちらがお金を払わされるなど、怪しいお仕事に引っかかるおそれもあります。
クラウドワークスだと、万が一そのような案件があった場合、通報すれば対処してくれますよ。
収入なし開業届なしで保育園利用まとめ
収入も開業届もなしで保育園利用を開始した体験談と方法をまとめました。
- 保育園利用の基準は自治体によって違う
- まずは自治体に直接行って相談すると良い
- 開業届や収入などは必要があれば準備すれば良い
「子どもが小さくて仕事の時間が取れない」「子育て以外の世界も見てみたい」
そんな思いがあるなら、ぜひお住いの自治体に相談してみてください。
私は子どもが保育園に行って仕事を増やし、自分だけの世界が持てたことで、ますます子どもをかわいく感じるようになりました!
同じように子どもを持つフリーランスとして、一緒にがんばりましょうね。